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American Prospects: Joel Sternfeld

American Prospects: Joel Sternfeld

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Distributed Art Pub Inc (Dap)
Kerry Brougher, Andy Grundberg, Anne W. Tucker
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発売日:2003-11
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評価平均:5.0点 (レビュー数2件)
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「American Prospects: Joel Sternfeld」のレビュー

 静かに語りかけてくる 2008-08-09 
かつて事件があった場所ばかりを撮った写真集『On this site』。アートショップで『On this site』をふと手に取って以来、ジョエル・スターンフェルドは風景写真における僕の心の師匠。『On this site』の「いわく」のある場所が放つ静かな光。静謐だけど何かを語りたがっているような風景。素晴らしく来るものがありました。なんの変哲もない風景、汚く壊れた風景。それでもいい写真になる不思議。

で、アメリカのあちこちを行ったり来たりして風景や人を撮ったこの写真集。「来る」写真がてんこ盛りだ。見ていて退屈させない。見飽きない。風景写真とポートレートの違いがあるものの、リチャード・アベドン師匠の『In the American West』と通じるものがあると思ったりします。

彼の写真には、写真の「奥行き」というものを感じさせるものが多いです。たとえば表紙の写真。遠くのウォータースライダーのてっぺんに立つ人々、造波プールで泳ぐ人々、プールサイドに立つ二人の男など、遠景から近景まで「見どころ」が散りばめられていて、まるで自分がその風景の中にいて、それらを眺めているかのよう。

風景が(または人が)自分と向き合って、静かに何かを語りかけようとしている――そんな感じの写真たちだから、それぞれの写真のそれぞれの世界に入り込んでしまって、すっすすっすとページをめくれません。

高かったけど買ってよかった。「こんな写真が撮れたらいいだろうなあ」と、見るたびにため息。
 久々の満点!!! 2005-04-25 
私は洋物ではトーマス・シュトゥルートや、エッグルトンなんかが好きで、国内系では野口里佳さんや、畠山さんなんかが好みの人間です。
写真集を年20冊は買いますが、この写真集には久々にやられました。
どの写真も事実をクールに写し取りながら、その中に必ずドラマを感じさせる決定的瞬間や構図を押さえているのです。何気ない街の一角ものから、脱走した象の捕獲劇や竜巻の後のシュールで静かな光景まで、どれこれもまさにアメリカを感じさせ、飽きることがありません。巨大な版形と印刷のよさも◎。私と同じ趣味っぽい方は、ぜひぜひトライを。多分、後悔させません。

「American Prospects: Joel Sternfeld」の商品紹介