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The Chicago School: How the University of Chicago Assembled the Thinkers Who Revolutionized Economics and Business (Nia Guides)

The Chicago School: How the University of Chicago Assembled the Thinkers Who Revolutionized Economics and Business (Nia Guides)

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Agate Pub Inc
Johan Van Overtveldt
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発売日:2007-03-31
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評価平均:4.0点 (レビュー数1件)
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「The Chicago School: How the University of Chicago Assembled the Thinkers Who Revolutionized Economics and Business (Nia Guides)」のレビュー

 シカゴ学派の伝統 2007-11-26 
 ノーベル経済学賞等の受賞者を多数輩出していることにも現れているように、特に20世紀以降の経済学の発展において、シカゴ大学に関係する経済学者が果たした役割は大きい。本書は、なぜ、またいかにしてそうなったのか、という問いに答えるために、19世紀末から現在に至るまでのシカゴ大学に関係した経済学者(や大学関係者)について、論文や文献の読み込みと関係者へのインタビューを行い、史実や学説史上の意義を丹念に説き起こしている。
 資本主義の興隆においてWeberがプロテスタンティズムの倫理の役割を想定したように、著者はシカゴ大学において経済学が培われる上で「シカゴの伝統」の重要性を指摘している。その特徴は、(1)強い勤労倫理、(2)経済学が真の科学であるというビジョン、(3)研究や学術上の功績を評価基準として重視する校風、(4)あらゆる論点を聖域とせずに徹底的に問い、批判的に議論する文化、(5)シカゴという都市及び大学キャンパスの隔絶、とまとめられている。これらの要素は、法と経済学やファイナンスのように、経済学が学際的な研究に貢献する上でも重要な役割を果たしたとされる。また、「シカゴ学派」の特徴として、経済の運営において、自由な市場と価格メカニズムが最も望ましい手段と考える点が挙げられており、様々な分野に応用されていることが示されている。
 聞いたことがある経済学者がとても多いこともさることながら、「マネタリスト」や「合理的期待形成学派」等とレッテルを貼られた平板な説明が与える印象とは大分異なり、本書に登場するシカゴ大学の経済学者が多岐にわたる論点について様々なアプローチで研究をしていることが新鮮だった。特にVeblenやLangeのような、新古典派ではないアプローチをとる学者もシカゴ大学に在籍していたという点が興味深く、知識の発展の上で異説を尊重する懐の深さや徹底的に議論する文化の重要性を認識した。

「The Chicago School: How the University of Chicago Assembled the Thinkers Who Revolutionized Economics and Business (Nia Guides)」の商品紹介