「零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 (講談社ノベルス)」のレビュー ![]()
零崎人識という人間
(2010-07-29)
「零崎人識」というキャラクターについての考察を真逆にされた。
「戯言シリーズ」ではあくまでも自由なキャラクターとして描かれた人識であるが、ここにきて初めて彼の揺るぎが描かれている。
「自由であること」を自らに強いた彼の姿は、戯言遣いに似ていて、しかし在り方は真逆。
「人間シリーズ」の完結編として、素晴らしい出来だった。
あえて何故今この事件の真相が必要なの?と考えてしまう。
(2010-06-30)
「人間」シリーズの最終4巻の内の1冊。
零崎双識はラストでちょっとだけ出てきたが、今作の戯言遣いに至っては、全く出て来ず。この全く出て来ない、ということ自体が、ある意味では、この二人の関係を端的に示しているとも思う。
今作は、ラスト4巻の内でも、或いはシリーズ全体で見ても、少し特殊な位置付けだと思う。今回は、シリーズ本編の数年後(約8年後)から、過去を回想し、過去の事件の真相を語る、というパターン。正直なところ、何故そうする必要があるのか、という気がしないでもない。既に事件も一応決着はついているし、また、この事件それ自体がシリーズを通してそこまで重要なものか、というとそうでもないと思う。だからこそ、あえて何故今この事件なのか、という理由が欲しかった。
とはいえ、これまで名前だけで実際に動くシーンのなかった(或いは少なかった)キャラクターが動いている場面もあり、ああ、こういうキャラだったんだ、という確認ができるのは良いかもしれない。
多視点での展開
(2010-04-19)
今回のお話は、戯言シリーズで登場する数人の人物の視点から織りなす展開となっています。
なので、戯言を踏まえた上で読めば、ファンにとってはたまらないものだと思います。
そして何よりも、京都連続通り魔事件における動機のある種の純粋さにやられました。
最後に、まさかの……それでも妙に納得できる、戯言遣いとの関係に一本取られたので、5つ星です。
水際目くん
(2010-03-30)
なるほど。
あとがきにあった通り、バッドエンドをハッピーエンドとして書いたと言うことですね。
最終ヒントで零崎人識の謎は大分解けました。これは気づいてしまうと辛い。
寂しがりやの人識くんは寂しかったから殺人鬼で、死ぬことができなかったので一生罪を引きずることになったと。
理解難易度は高いですが面白いキャラクターですね。正にフリーダム。
気づいた後にシリーズを読み直しましたが、新しい発見が多くて楽しかったです。
人間失格と欠陥製品
(2010-03-29)
戯言シリーズだと二人の関係がよくわかりませんでしたが、呼んでみて関係無いんだなと思いました。
在ってもいいけど無くていいって感じです。
つまり補完ってことですかね。
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