まず、「カラマーゾフ」という名前の分析から始まり、<好色><放蕩><聖痴愚>の意だとする。父フョードルとドミートリイだけなら納得するが、神の子アリョーシャを含む一族全員に当てはまると聞いて驚く。更に「カラ=黒」、「マーゾフ=塗る」として「黒く塗る」の意と解する。私は、Rolling Stonesの「Paint It Black」を想い出してしまった。アリョーシャは"黒いキリスト"だと言うのだ。ドストエフスキー自身、ロシア正教の信者だったにも関らず、アリョーシャの師ゾシマ長老がカトリックだった謎も解き明かす。