これらのキーワードで音楽を探すなら、まさにMississippi Fred McDowellは筆頭に挙げなければならないでしょう。このアルバムは1962年にレコーディングされ、15曲目以降にボーナストラックが追加された再販(1995)となりますが、彼の魂はこのアルバムに凝縮されていると言っていいと思います。一発ライブレコーディングで、フレッドの咳や、おばちゃんの歩く音なんかが聞こえてきますが、それがいっそう彼の魂に近い音楽に触れているようでスリリングです。曲自体は単調ですが、この繰り替えさえるボトルネックのフレーズは、聴くものの魂を抜き取るような錯覚に陥ることでしょう。聴いてはならない一枚なのかもしれません。