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股旅

股旅

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奥田民生
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評価平均:4.5点 (レビュー数14件)
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「股旅」のレビュー

 旅行中に聴くといいアルバムです! 2008-12-23 
奥田民生のアルバムとしては非常に統一感のある作品だと思います。

個人的には一番思い入れのあるアルバムですが、今聴きなおしてみると、
カップリングみたいな曲ばっかだなと驚きます。ふざけた曲ばっかといいますか。
とは言っても不思議とクオリティーが低い印象もないんですよね。
ゴールドブレンドぐらいの時期までは神がかってたから理屈抜きに
民生マジックがかかってるのかもしれません。
 いいですよ、これ。 2008-01-27 
民生のアルバムは、いわゆる「全曲名曲の名盤」といった部類のものではない。大体息抜き的な小曲や、完成度が高いとは言えない曲も散見する。それでも本作が傑作たる所以は、その空気感にあると言える。

ジャケットからしていかにも田舎(ちなみにJR田沢湖線らしい)、気負いはまったく伝わってこない。内容もゆる〜い。かなりダラダラしている。しかしそれでこそ民生、それでこそロックである。しかしここに見事なまでの一貫性がある。アートワークまで含めたアルバム全体の統一感が完璧だ。

さらに、バックバンドに迎えたDr.Strange Love(及び斎藤有太)の演奏技術の高さ。中盤の小曲まで、かなりのグルーヴ感。もっとタイトに演奏することも可能なんだろうが、ちょっとゆるめの、絶妙な空気感を出すのに成功している。一方「あくまでドライブ」「手紙」で聴ける長いインスト部分は本当に素晴らしい。高揚感すら覚える。もともと曲作に関しては天才的な民生のユーモア感覚は冴えているし、まさに無敵。

コンパクトではないが、他のアルバムに比べ全体像が把握しやすいと思う。やはり収録曲が似た色調を帯びているからだろう。偶然の産物か、計算ずくの結果か、いずれにせよこれは傑作だ。
 田舎トゥアー 2007-10-28 
う〜ん、1998年という年にこのジャケット・・・、
衝撃的だ!笑
歌詞カードも小さな村の無刺激感に溢れ、
当時の人々は「本当にこれで良いの!?」と思った筈。

でも、よく考えると、この写真はこのCDの音楽そのものだ。
というか奥田民生そのものだ。
常にだらだらしていて、ヒステリックな衝動など無縁で、
多くの活字を並べない。
「それで楽しいの!?」と思う奴も居るに違いない。

そう!彼は、いや、僕や沢山の人達はこれが楽しいのだ。
僕は田舎生まれ田舎育ちだから、
都会の景色は凄く刺激的で憧れであると同時に
とても疲れやすい物でもあるのだよ。
そんな場所で24時間365日、常に元気満々な人が居たら
すげーな、と思うし尊敬する。
とにかく、彼の音楽は、生活の何処かに疲れを感じる僕達への
「疑似休暇プレゼント」なのであ〜る!

そしてこのアルバムは、
そんな彼が「田舎旅」に目を向けた、
従来より更に脱表現を重視し、
ノラリクラリなバンドサウンドが印象深い
「彼流・疑似田舎旅行体験ソフト」なのだ!

しかし、そのノラリクラリ音楽は
ただ疲れた体に同調共感して終わるのではなく、
僕達を"楽しい明日"へと帰してくれる。
難しくない言葉を少しだけ僕達に投げながら、
目まぐるしさに馴れた眼を野暮色に塗り替えながら、
旅行の復路にも付き添ってくれる。
そして、生き急がなければ実は全部簡単だ、
と無責任で説得力のあるメッセージをくれる。

だから僕達は彼の音楽をやめられない。
そしてこれを聴いて、少し楽しい気分になる。



何かと性急な音楽が好まれたこの年に、
こんなにも遁世的なのんびりとしたアルバムを出した彼に敬礼。
 いい具合に力の抜けたアルバム 2007-07-22 
奥田民夫は現代のRC SUCCESSIONだ!そう確信した次第であります。本作は本当に力の抜けたアルバムで30オーバには心に優しいアルバムとなってます。奥田民夫の世界観に共感しています。彼は本当の意味で同年代に対してメッセージを送ってくれています。30代後半は必聴です。
 3番ミスチル、4番サザンなら、5番はこの男だ! 2007-04-28 
現在、営業でこんなジャケットのような風景の地域を毎日廻っています。
その営業車の中でピカイチにハマるアルバム。
星5つじゃないのは本人にその気が無いから。
本当は名曲製造機なクセに。名曲だらけにしないのは戦略的なものではなく、
単純に本人の「照れ」だけの問題なのでは。
演奏技術も高いと思われ、ちゃんと楽器の音で勝負してくるから
何年経っても聴いても色褪せない。
そのへんが正統ロックの後継者と言われる所以だと思います。
11はベスト盤にも入ってないんでしょう。
別バージョンだからって避けてる人は損してまっせ。
「さすらい」から続くこのラストは、もう本当に最高に崇高です。

「股旅」の商品紹介