こ、ここれは!.......... アコースティックのがいいではないか! そりゃ当時ロックでやりたかった意義もわかるし、disk2のディランもかっこいい。ウラギリモノ(ゆだ!)と叫ぶ気持ちはさらさら無いのだが、よ〜く聴いてみ、disk1のディランは別にフォークでもなんでもない。素晴らしく存在感のあるギターとハーモニカと、美しく陰影の濃い心揺さぶる歌唱。これのみがぐいぐい迫ってくるではないか。
曲もいい。もともとアコースティックのタンブリンマンやデソレイションロウ、オールオーバーナウはもとよりいずれも当時ロックアレンで発表されたシービロングストゥミーや女のごとく、ジョアンナのビジョン、フォースタイムアラウンドはメロディの美しさがより際だっており、歌とギターでこれほどぐっとくるソロパフォーマンスはスガシカオ、いやいやジョアンジルベルトに匹敵、またはしのぐ、と言ってもいい。じょあん好きのワタクシが言うのだから信じてほしい。もはやフォークだロックだ言うまえに、「は〜、ディ〜ラギしゃま!あたいのためだけにうたってくださいまっせ〜」とにわかにクロミ化してしまうのである。正直、外で聴いてなかったら涙数行下るところでした!
それからすると後半のロックは五月蠅いと言ってしまっても、いい。ただ「You're a liar」と地面を這うような声で客をののしった後、「Like a Rollin' Stone」をEGで弾き始めるディランはやはりしっびれる〜のだが。