レコードからCDから何枚も持っているのに、このボーナストラックに惹かれて購入してしまいました。音についてはもともと鈍感なので他のレビュアーのご意見を参照してください。僕はすぐ聞きほれてしまうので比較が出来ません。ボーナストラックは聞きものが多く入ってます。これは買って正解でした。でもこの「危機」という作品はいいですね。つくづく思います。昔々オーディオ装置をようやくそろえてまず1番最初に何を聞こうかと悩んで本命のビートルズよりこれを選んでしまいました。しかもB面(つまりレコードの裏面 「And You and I」あの初めの演奏とも言えない音をまず初めに聞いたのです)でした。
1曲目の特に最初のメロディラインと、邦訳「危機」という単語の意味との整合性に疑問をもたれる方もいらっしゃるのではないだろうか。
また「I get up,I get down」の意はいったい?
タイトル曲「Close to the Edge」は、ヘルマン・ヘッセ1922年作品「シッダールタ(釈迦)」をモチーフとした作品であり、さまざまな困難・俗世を経て、川の流れの音を聞き悟りの境地に至るという物語である。
アンダーソンが作品のどの箇所を引用したかは不明であるが、次のように解釈すると理解しやすい。
最初はシッダールタの放浪の旅のはじまりである〜そして悩み・問題との直面〜自問自答〜無我の境地(解脱への道)、そしてそのさまざまな場面において「Close to the edge,down by the river」つまり川べりでシッダールタは考え、もがき苦しんでいたのではないか、と。
(シンコーミュージック「Yes File」より一部引用)
1972年の名盤をリマスターした2003年版リイシュー盤。デジパック / スリップケース仕様。ブックレットが一新されたことにより、LP時代のアートワークが復活したほか、貴重な写真の数々と新たに書き下ろされたライナー・ノーツが掲載されている。また、ボーナス・トラックとして「America」(シングル・ヴァージョン)、「Total Mass Retain」(シングル・ヴァージョン)、「And You And I」(別テイク)、「Siberia」(「Siberian Khatru」のスタジオ・リハーサル・ヴァージョン)の4曲を収録。エレクトラよりリリース。