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アマランタイン

アマランタイン

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エンヤ
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発売日:2005-11-23
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評価平均:5.0点 (レビュー数20件)
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「アマランタイン」のレビュー

 エンヤの音楽の素晴らしさ その本質を占めるもの 2008-10-18 
全世界的に支持される理由として、純粋に音楽の素晴らしさによるのは当然ですが、この『アマランタイン』で展開されているローマ・ライアンが作った造語“ロクシャン”や、芭蕉の俳句に行き付いた点に大変興味を覚えました。

歌詞はメッセージであり、何語であってもリスナーにその意味を伝えるというのが音楽の本筋でしょうが、あえて造語としたことによって「純粋音楽」としてエンヤ独自の目指す音楽世界が確立したのだと思います。同じパートの同じ旋律を何回も重ねてダビングするエンヤにとって、歌うことは単旋律教会音楽のルーツでもあるグレゴリアン・チャントにも似たイメージを持ちます。それゆえ祈りの雰囲気を持った宗教音楽の香りが漂うわけです。

アイルランドのダブリン出身のエンヤにとって「ケルト」文化は自分自身のルーツにもつながるものです。ケルトは多神教ですし、自然崇拝を元としています。ケルトの歴史的背景に興味を持ち多くの著書を読んできましたが、自然との共生もまたケルトの特徴です。それゆえエンヤの音楽が癒し系と言われているのも自然界との融合からくるためでしょう。
7曲目に収録された芭蕉の「菫草」の♪ものの哀れ♪や♪自然の美かな♪という歌詞やイメージが、エンヤやローマの求めるものと合致したからこそあえて芭蕉を取り上げたのだと思います。

エンヤの故郷のアイルランドは「妖精」のイメージもあります。現代の歌姫の歌声から漂う浮遊感のイメージは、まさしくケルトの「妖精」を内在しているからかも知れません。天上の音楽と称えられる事もある豊かな感性が漂う音楽の本質はそのルーツにあるのでしょうか。素直にその世界に入っていける音楽ゆえ、多くの人に愛されているのだと思いました。
 これまでの作品に比べると円熟した感じがします。 2006-07-21 
これまでの作品に比べると自然や人間の心を超越した崇高さが感じられます。
"The River Sings"は激しい感じで躍動感があります。滝のイメージがします。
"Long Long Journey"は豪華客船に乗ってのんびりと船旅をしている感じですね。
"Sumiregusa"は初め、まさか日本語とは思っていませんでした。
J-Popのような言葉が分かりすぎる煩わしさが全く感じられませんでしたから。
前にPanasonicのVIERAのCMに出てきたときよりも一層厚みを増しましたね。
エンヤとしてはあのままではちょっと物足りないと思ったので、あの後手直ししたのでしょう。
"Amid The Falling Snow"は冬に聴くとピッタリですね。心が温まります。
今回はゲール語の曲はありませんでしたが、ローマが考えた架空の言語"Loxian"の歌が何曲か入っていました。
トールキンのエルフ語の影響を受けて作ったのです。
 またまたいいですね 2006-05-10 
「ア・デイ・ウィズアウト・レイン」から5年...。長かった〜。
でも待ったかいがありました!個人的に「アマランタイン」は前作よりも好きですね。前作の印象は明るい曲が多く、ポジティブな感じでよかったのですが、初期の頃のようなエンヤらしい曲もまた聴きたいなと思っていたのです。なので「レス・ザン・ア・パール」や「ザ・リヴァー・シングス」のようなマイナーな曲があってよかった!
「イフ・アイ・クッド・ビー・ホウェア・ユー・アー」や「ア・モーメント・ロスト」は絶品です。個人的にはエンヤの美声がより引き立つ前者が好きですね。
そしてサビがエンヤらしい「イッツ・イン・ザ・レイン」、「ロング・ロング・ジャーニー」なども素晴らしい。
期待を裏切らず良質な音楽を作ってくれた彼女はすごいと改めて感心してしまいました。
 深い声の層 2006-03-27 
 エンヤのアルバムはすべて聴いてきましたが、おそらくこの「アマランタイン」ほど、彼女の声の層を楽しめる作品はなかったと思います。12曲中、インストはたった1曲。極めて珍しいケースです。
 ライアン夫妻によって作られた架空の言語で歌われる数曲や、およそ日本の歌には聞こえてこない、完全に幻想と夢の世界のような「SUMIREGUSA」、そして詩とメロディーの絶妙な組み合わせ。
 40代も半ばを迎え、エンヤはいよいよ円熟の時を迎えつつあるようです。
 防音マンションに住みたい 2006-01-12 
「何だこの音楽は??」と惹きつけられ、何十もの音を多重録音して紡ぎ上げた楽曲だと聞いて驚愕してから、20年近くの時が経つ。それ以来ずっと、「ああ、これエンヤだよね」という、分厚く美しい音の世界を、期待をまったく裏切ることなく聴かせてくれる。テレビ番組やCMに幾度となく楽曲が使われるのも、その安定性とオリジナリティーを鑑みれば当然だろう。

今回のアルバムで気に入ったのは、月並みだが「菫草(すみれぐさ)」。あの松下のプラズマテレビ「VIERA」のCMは、白い衣をまとった小雪とともに強烈だった。小雪の名前は歌詞にも織り込まれている。そのほか、エンヤのために作った人工言語の歌詞で歌われる「The River Sings」が良かった。この音作りでリズム感も出せているところは、いつもながら凄い。人工言語の響きが多少はアディエマス (こちらも癒し系音楽の代表選手) を想起させるが、しかしやはりエンヤの音楽がしっかりと展開されている。

エンヤの音楽は、イヤホンや貧弱なミニコンポでは聴きたくない。防音マンションに住んで、大音響でどっぷり浸かりたい。癒し系音楽が、別の意味で私の心を掻き乱してくれる。そんな心を、「Long Long Journey」あたりの曲が再びなだめてくれるのである。

「アマランタイン」の商品紹介