アパッチ砦
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「アパッチ砦」のレビュー
無謀な指揮官を美化する映画には危惧をおぼえる 2008-05-19 - サーズディ中佐(ヘンリー・フォンダ)がアパッチ砦の連隊長に左遷されて着任した。軍紀に厳格な彼は前任の古参のヨーク大尉(ジョン・ウェイン)と意見が合わない。ヨーク大尉はアパッチのコチーズ酋長に対して居留地に戻るように説得する。しかし、中佐は話し合いの場にもどった彼らを攻撃する。そして自身は戦死し、連隊は壊滅する。先住民が相手では信義は無用であるとの態度をとり続けた中佐の名誉欲ゆえの無謀な指揮によるものだった。
ジョン・フォードらしいコミカルな場面もあり、兵隊が新任の少尉を歓迎する唄をうたう場面などは印象的だ。しかし、わからないところも多い。たとえば、政府から任命されたというミーチャム。西部劇によく出てくる二枚舌のきたない商売人であるが、彼がアパッチが居留地を去った原因であるというが、彼がどんなきたない手を使っていたかよくわからない。この辺がちょっとおざなりな描き方だった。
サーズディ中佐は死んで英雄視されたが、その陰には死ななくてもよかった多くの兵隊の死があった。それにもかかわらず、彼ら騎兵隊は生きていると、ヨーク大尉は語る。下手な負け戦を総括しないまま、拙劣な指揮官と騎兵隊を美化する結末には、違和感と危惧をおぼえる。
月明かりの下でダンス 2008-01-27 - 20thFOXから独立したフォードは、第1作目として『逃亡者』を撮るのですが、これが大ゴケ。結局、食わなっきゃならんって事で、騎兵隊3部作を手掛けます。これが良かったのかどうか。『逃亡者』が成功していれば、後半期のフォード作品はもっと違ったものになった様に思います。さて本作ですが、これはもう、サースデイ(ヘンリー・フォンダ)の徹底したキャラクターが何と言っても面白いですね。ラストの合戦シーンは、今でも見ごたえ十分の迫力です。個人的には、彼の娘・フィラデルフィア(シャーリー・テンプル)とオルーク(ジョン・エイガー)が、月明かりの下でダンスするシーンがとても好きです。ああいうところが、フォード作品のいいところだと思います。
軍規一点張りの司令官 奮闘! 2007-09-01 - 将軍から中佐に格下げされた頑固で軍規一点張りの司令官の奮闘を描く、1948年製作・『ジョン・フォード監督』の傑作西部劇。
砦の守備隊の司令官に任命された中佐(主演:ヘンリー・フォンダ)と古参兵の大尉(主演:ジョン・ウェイン)との随所に描く意見の対立の葛藤劇・中佐の軍規どおりの無謀な作戦でアパッチ族の包陣攻撃を受ける銃撃戦の、壮絶な結末などの展開は圧巻!
・・・・とは言え、アパッチ族に詳しい古参兵の大尉の意見を聞かずして、大胆にも突撃して勝利を得ようとする司令官の奮闘する姿は、
騎兵隊の伝統を守るためか?
軍服が身についた司令官として任務を遂行しょうとする使命感の重圧のためか?
考えさせられる異色の傑作【騎兵隊】作品と思うが・・・・・・。
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